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Salesforce Data Cloudとは?Account Engagemementの活用例
セールスフォース社から新たに提供されたData Cloud(データクラウド)をご存じでしょうか?
デジタル社会になった今、企業では様々なツールでたくさんの顧客データを収集していると思います。その一方で、各システムに顧客情報が点在し、顧客の全体像が把握できない、今すぐ活用したいが専門部門に依頼し時間がかかるなど、データ活用に課題を感じている方も多いのではないでしょうか?
Data CloudはSalesforceの内部・外部に関わらず、あらゆるデータを収集・統合し、上記のような課題を解決することができる製品です。
本記事ではData Cloudが誰向けの製品なのか、そしてData Cloudを取り入れることで具体的に何が出来るようになるのかAccount Engagement(旧Pardot)を例にしてご紹介します。
Account Engagemementを利用しているB2B企業の方が、Data Cloudは自社に必要なのかを考えるきっかけになりましたら幸いです!
Data CloudはSalesforce外のデータを活用したいSalesforceユーザー向け製品
データを収集・統合できるものだと、他の製品でも同様に存在すると思います。
ここでのポイントは「Salesforceに紐づけて利用できる」という点です。
Salesforceでも外部のデータを扱う製品としてCRM Analyticsがあります。こちらはデータ分析には向いているものの、営業部門が欲しいときに欲しい情報を取りに行き、営業アプローチの検討や提案をすぐに行いたくても、専門部門の助けが必要で手間がかかりました。
Data CloudではAIやノーコードによるデータ統合などにより、SalesCloudなどの日々利用しているアプリケーション上ですぐに確認、施策実行ができるようになります。
そのため、
- SalesCloudをすでに利用している企業で
- 営業部門のように普段から顧客接点を持つユーザが
- Salesforce外のデータを日常的にSalesforce上で活用したい
この場合、Data Cloudは最適なデータ活用製品だと考えられます。
Data Cloudでできること(Account Engagementの活用例)
リスト作成のセグメンテーション幅が広がる
Account Engagemementでは取引先責任者、取引先、リードに紐づくオブジェクトをもとにセグメンテーションできますが、Data Cloudでは最大7500個のオブジェクトに対応し、リレーション階層も増えることで今までできなかったセグメンテーションが可能になります。
例えば既存顧客のリストを作成する場合、Account Engagemementでは商談の成立状況であったり、ほかの軸をとるとしても標準の条件が少ないのですが、
Data Cloudでは商談の完了予定日など詳細な情報や、商品、ケースの条件までセグメントに入れることが可能になります。
Web行動からセグメンテーションが可能に
誰がどのWebページを見たのかはEngagement履歴から確認することはできますが、それをセグメントの条件にできればさらに深い提案や効果的なアプローチができますよね。
例えば過去商談が成立しており、3か月ぶりに製品ページを確認した(=再度興味を持った)顧客をセグメントしたい場合、Account Engagemementで実現しようとすると、対象ページに目星をつけて、ページアクションを作成し、オートメーションを組んでタグ付けしてアクションを設定する必要があり、対象ページを決めておく必要と実現するための手間がかかりました。
Data Cloudに連携されるようになると、誰がどのページを閲覧したかを蓄積できるため、あらかじめ目星をつけていなかったWeb行動に対してもセグメントが可能になります。
Data Cloudを活用しよう
いかがでしたでしょうか。
実は本記事を執筆している筆者、SQLの知識はゼロでして…
実際にData Cloudをさわってみていますが、難しいなと感じる点はあるものの、全くさわれないことはありません。
基本的にノーコードで、外部データの接続やデータの統合ができます。
特にデータの統合はSalesforceのフローのようなビジュアルエディターで操作するため、システム管理者の方などは比較的抵抗感なくさわれるのではと感じています。
とはいえ、仕組みを理解するには知識がないとやや難しいです。最初は専門知識がある方にサポートしてもらいながら構築を進め、徐々に理解を深めていき、メンバーでの運用につなげていくのが良さそうです。
弊社にはData Cloudに詳しいメンバーも在籍しております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!
「教えて!エイベリー!」とは??
エイベリー(Avery)は、性別や人類を超越した存在。人とコミュニケーションをとる方法を探していた時に、Surpassが支援しているSalesforceを知りました。Salesforceを知らない人にも優しく丁寧に、営業や会社のお困り事を解決するノウハウを教えてくれます。
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