- Salesforce活用
Salesforceの基本構造を知ろう
-目次-
3.代表的なオブジェクト
4.まとめ
1.Salesforceの基本的な構造
今回はSalesforceの基本的な構造について説明をしていきます。
すべてのデータはクラウド上に保存される
Salesforceで扱うデータはすべてクラウド上で管理されます。パソコン本体にデータがあるわけではなく、オンラインで管理するので社員同士で情報共有がしやすいというメリットがあります。
トピック:クラウドとは…
簡単に説明をすると、自分の端末とは別の場所にデータを保存をしておくことです。例えば、iPhoneのバックアップをiCloudで保存する…これもデータを別の場所に保存しているのでクラウドの1つです。
2.オブジェクトとは?
データを入れておく箱のこと
Salesforceのオブジェクトはデータを入れておく「箱」のような役割があります。
例えば、Aさんと名刺交換をしたとき、その名刺にはたくさんの情報が入っていますよね。氏名や電話番号、会社名や住所メールアドレスなど、これを「取引先責任者」という箱(オブジェクト)に収納・整理していきます。
名刺以外でも、収納できる情報はたくさんあります。現在進行している商談があれば、「商談」という箱の中に、販売している商品があれば「商品」という箱に収納をしてまとめて管理をしていきます。
3.代表的なオブジェクト
今回は営業の方がよく使う代表的な5つのオブジェクトを紹介していきます。
リード
その名の通りリード(見込み客)を記録・管理するオブジェクトです。取引が発生していない・今後お客様になる可能性のあるデータを記録していきます。商談が始まるとリードに入れていたデータをそれぞれ「取引先」「取引先責任者」「商談」の3つに移動させて管理します。
取引先
「企業の情報」を記録・管理するオブジェクトです。企業データとは、社名や会社の住所、会社の電話番号、その会社で取引のある部署などを指します。
取引先責任者
取引先に所属する「人の情報」を記録・管理するオブジェクトです。「会社の情報」ではなく「個人に関する情報」を記録しているので、所属部署や役職、社用の連絡先などを登録しておきます。
取引先と紐づける形で記録されるので、取引先(企業のデータ)と取引先責任者(個人のデータ)はセットで覚えると良いと思います。
商談
これは取引先に「提案した、提案している情報」を記録・管理するオブジェクトです。例えば「A社から100万円の契約で〇〇の案件がある」といった商談に関する情報をここに記録していきます。
フェーズ(段階)を分けて管理できるので、売上の予測や営業の進捗をリアルタイムで管理・共有することができます。
活動
これは電話やメール、訪問など「業務中の活動」を記録・管理するオブジェクトです。
「〇〇さんと〇〇さんが〇日に電話した」「電話では〇〇をすることが決まった」などその会社や人といつ・何をしたかを記録していきます。
これによって、日々の細かい行動ログが記録されていき、可視化されるので営業チーム間での連携をより高いものにすることができます。
4.まとめ
今回はSalesforceの基本構造である「オブジェクト」について、簡単に紹介をしていきました。
紹介した5つのオブジェクト以外にもたくさんのオブジェクトがあり、それらを組み合わせることで、その会社に合ったSalesforceを作る事ができます。
営業でSalesforceを使う際は、まずそれぞれのオブジェクトについて理解を進めていくことが重要だと考えています。正しいオブジェクトに正しいデータを入れてこそSalesforceは本来の力を発揮します。
もしSalesforceの活用でお困り事がある方は、SurpassのSalesforceチームがご支援いたしますので、お気軽にご相談ください!